老化のメカニズムや健康度を研究 豊かな老後を支えるための取り組みとは - (Page.2)
1987年に米国の老年医学者ジョン・ローと社会科学者ロバート・カーンが『サイエンス』誌に書いた短い論文「サクセスフル・エイジング」から大きく流れがかわり、「人の寿命を延ばす」という当初の目的から「社会の高齢化」の中で、「どうすれば豊かに年をとることができるのか」というステージに移り、さまざまな試みがなされています。
サクセスフル・エイジングは3条件が揃った生き方を共通目標として設定しています<図1>。
(1) 「病気や障害がない」
(2) 「高い身体能力や認知機能を維持する」
(3) 「人生の積極的な関与、社会貢献も含め生きがいを持ち社会に積極的に参加」
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