(1)基礎年金3割底上げの裏側――会社員にとっての衝撃的な影響とは? - (Page.2)

 
税金、年金

まず、日本の年金制度には大きく分けて「国民年金」と「厚生年金」の2つがあります。

国民年金:自営業者、フリーランス、パート・アルバイト、無職の人が加入する年金。

厚生年金:会社員や公務員が加入する年金。会社が保険料を半分負担するため、会社員の方が支払い額は多いが、その分将来的に受け取れる額も多い。

今回の「基礎年金3割底上げ案」とは、将来的に国民年金の受給額が減る予定だったところを、現在の水準で維持することで、結果的に3割増しの給付となるというものです。一見すると「国民年金をもらう人にとっては良い改革」に見えますが、実際のところ、その財源がどこから来るのかが問題になっています。

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